上手に走るということⅡ

前回のセーフティーライディングスクールでのこと・・・

全国白バイ安全運転競技大会で
優勝したチームの白バイ乗りさんが
模範走行を披露してくれた

講習会で上級クラスの
「この人上手いなぁ」と思う人や
講習会の指導員と比較しても
まったく異次元の走りだった

俺からするとかなり危険な
アクロバティックな走り方
「そんな低速なのにステップ擦るかぁ？」
「そこまで倒して一気にアクセル開けて挙動乱れねぇ～！！」
あんなでかくて装備もいっぱい着いてて重いバイクが
そこまで小回り利くのか・・・
スラロームでもラインは一定パイロンギリギリにクリアして行く
でも
決してアクロバット走行でも
躍起になって走ってるのではない

格好だけのハングオフで
膝擦っただ擦らねぇだって喜んでる奴等や
過剰な体重移動で一見格好良さ気に
峠を走り抜けて行く奴等とはまったく違う
見た目地味だけどあくまでも基本に忠実に乗りこなしてる

まぁ
厳しい訓練を受けて職業としてバイクに跨ってるんだから
当然って言ってしまえばそれまでだけど
ちょっと乗れるようになったからって言って
バイク仲間に「あ～じゃねこ～じゃね～」と
能書きたれてた自分が恥ずかしくなった
恥ずかしさを越えてミジメにも思えてきた
何にも解っちゃないくせにって

模範走行を終えて指導員のリーダーからの解説

「バイクは装備じゃないんです
　技術です
　ノーマル仕様だってこれだけの走りができる
　ハイグリップタイヤだの軽量化だのって言うけれど
　そんなのは関係ない
　技術があればどんなバイクだって乗りこなせる
　そういう技術を皆さんに学んで頂きたい」

ハンマーで頭殴られたほどの衝撃
こないだタイヤ交換でハイグリップタイヤ履いたばっかりの俺って…